こんにちは、玉ちゃんです

皆さんはロードレース見てますか？

最近のレースですとジロ・デ・シチリアが開催されていましたね。

このレースは初開催が1907年と100年以上の歴史をほこりながらも開催回数は23回とオリンピック並みの頻度で開催されている珍しいレースです。

日本人選手も4名出場していたり、普段国際映像ではなかなか見ることのできないカテゴリーのチームが群雄割拠している面白いレースです。

さてさて、同じように100年以上の歴史を誇るレースとしてパリ～ルーベがあります。

こちらはなんと初開催が1896年！

歴史ある由緒正しいレースです。

さてこのパリ～ルーベのあだ名が「北の地獄」と恐ろしい名前がついております。

それもそのはず、このレースの特徴は何と言っても石畳の数！！

この石畳は「パヴェ」と呼ばれていて、選手たちを苦しめ観客を盛り上げる要因となっています。

ロードバイクはきれいな舗装路を走ることが多いのですがパリ～ルーベはこの石畳がとにかく多いです

セクター１～３０までありその総距離は５０km近くになります。

この石畳は非常に走りにくく、ガタガタと来る振動が選手と機材を破壊していきます。

ボトルの落下なんてかわいいもので、パンクに落車に脳震盪まで様々です！

ちなみにワンデーレースと言って一日で完結するレースのため総距離が長く250km以上あります。

名前の通りパリからルーベまで北上しながら走ります！

パリ～ルーベはワンデーレースの中でもモニュメントと呼ばれる最上のカテゴリーです。

なので、プロロードレーサーでも出られるのほんの一握りです。

さらに、そこから実力と運を引き寄せた者のみが優勝することができるのです。

見るにあたって注目選手を抑えておくとより楽しむ事ができます。

現時点では確定情報が少ないのでそこから抜粋致します。

1.マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)

TOKYO2020のMTB競技で背中を痛めてからあまり振るっていませんでしたがかなり復調を見せてきています。

去年は、コロブレッリやフェルメルシュの影で3位に甘んじましたが最後のベロドローム(トラックの競技場)まで生き残っていた時点で実力は折り紙付きと言えるでしょう。

後述するワウトとともにシクロクロスで鍛え抜かれた未舗装路の走りに注目です。

2.ワウト・ファンアールト(ベルギー/チームユンボ・ヴィスマ)

去年は、最後の勝負には絡めなかったものの道中で勝てる走りを見せていた選手。

マチューのライバル的選手でシクロ、ロードでしのぎを削っています。

グランツールでは、ログリッチやデュムランとともに暴れまわりTT、スプリント、山岳でそれぞれ勝利をおさめるハットトリックを決めておりエディ・メルクスのような強さを見せています。

ただワンデーレースでは精細をかくことが多いような印象でTOKYO2020でも惜しくも勝つことはできませんでした。

なので、ここで一発ジンクスを振り払ってほしいです！

3.ペテル・サガン(スロバキア/トタル・ディレクトエネルジー)

2018年にすでにタイトルはすでに獲得している彼は、長らくエースとして過ごしたボーラを離れ今年から新天地のトタルへ移籍しています。

とは言え、機材もアシストも根こそぎ移動した彼はあまり環境は問題ではないと思います。

最大の敵は歳でしょうか？

しかし、ロードレースは若さだけでなく経験値も物を言う世界です。

なので、サガンがマチューやワウトに勝つためには経験値で差をつける以外ないでしょう！

おそらく、ダニエル・オスなどの優秀なサガン親衛隊を引き連れていくでしょうからアシストの動きにも大注目です！

4.新城幸也

優勝候補ではありませんがこの選手に注目しないわけにはいきません。

なんと新城選手は今回がパリ～ルーベ初参加。

直近もベルギーのレース(だったかな？）で石畳を走っており好感触な様子。

おそらくエースであるモホリッチへの献身的なサポートが見られるはずです。

新城選手が得意な暑い環境でのレースではないですがサバイバルな状況は得意としている選手です。

ただ石畳を走るには体重が軽い部類だと思いますが大丈夫なんでしょうか？

他にも有力選手は一杯いますがまだ現時点でスタートリストが出ていないのでこのあたりにします。

特にトレックはまだ執筆時点では女子チームのスタートリストのみで男子チームは不明です。

おそらく、ジャスパー・ストュイベンやマッズ・ピーダスンあたりが来るんじゃないかなと思いますので合わせて注目してみてください！！

国内ではjsportsとGCNでロードレースは視聴できます。

今回のパリ～ルーベはjsportsでスタートから放送予定ですので要チェック！！

ではまた！