2022/12/21(水)

おすすめアイテム

総社店

【総社店】クリンチャーVSチューブレス

こんにちは。

総社店の井手です。

 

今日はクリンチャータイヤの中に入っているチューブとチューブレスについてのおはなしです。

クリンチャーとチューブレス

まず、クリンチャーチューブレスとはタイヤとリムの規格のことです。

簡単に言うとクリンチャーはタイヤの中にチューブが入っていてチューブが空気を保持しています。

チューブレスはチューブが入っていなくて、リムとタイヤで空気を保持します。(シーラントの話もあとでします。)

 

そのため、クリンチャー用のリムでは空気を保持することはできないのでチューブレス仕様で使用することはできません。

チューブレスで使用するにはリムがチューブレス用のリムを使用することが必須となります。

 

 

ここではそれぞれの違いやメリット、デメリット、おすすめのアイテムについてご紹介しようと思います。

 

 

クリンチャー

まずはクリンチャーからです。

 

今まで定番として長く使われていた規格です。もちろん今でもこちらをお使いの方の方が多いです。

メリットはインナーチューブが軽量でパンクした際の作業性もよく、修理する際の費用も安く抑えらるということが挙げられます。

 

人力で動かすスポーツ自転車にとっては軽量なことは大きなアドバンテージですし、1日に何十、何百キロも走る方にとっては作業性がいいことも大きなメリットになります。

 

 

逆にデメリットとしては、パンクのしやすさと、乗り心地の悪さ、転がり抵抗の悪さが挙げられます。

 

薄いチューブを使用しているためチューブレスと比べてパンクのリスクが高めなこと、空気圧を下げてしまうと段差によってリム打ちパンクのリスクが高まるため、空気圧を高める必要があります。そうすることによって路面の振動を直接受けるような硬い乗り心地となってしまいます。

そして、転がり抵抗の高さもデメリットです。

もちろんタイヤの銘柄、チューブの銘柄によって転がり抵抗は変化しますが基本的にチューブが入っている方が転がり抵抗は高くなると思っていただいて構いません。

走行中に路面に接した瞬間タイヤは潰れますが、この時に運動エネルギーが変形エネルギーに変換され転がり抵抗となっています。

もちろん中にあるチューブも潰されますのでより転がり抵抗は大きくなる傾向にあると思っていただければいいです。

 

 

 

 

チューブレス

そしてチューブレス。

最初にも書きましたが、リムとタイヤで空気を保持している、その名の通りチューブを必要としない規格です。

チューブレス(TL)とチューブレスレディ(TLR)という規格がありますが、TLRはシーラントという特殊な液体をタイヤに注入し、タイヤの内側をコーティングすることで気密性を高めています。

チューブレス(TL)の場合でも修理の際にはシーラントを使用したりするので、わかりやすくするためにここからはどちらの規格も総称してチューブレスと呼ぶことにします。

 

 

ここ数年で採用している車種、ホイールも増えてきました。

MTBでは以前よりチューブレス以外考えられないですが、ロードバイクにもチューブレスが広がっています。

その背景にはバイクの進化が大きく関係しており、ディスクブレーキ化が一番の要因となっています。

 

 

ディスクブレーキ化したことでレースシーンでは下りの速度域が高くなり、よりグリップ力の高い太めのタイヤも主流になりつつあります。

おのずと転がり抵抗も増えていくので、抵抗の少ないチューブレスが好まれるようになったのではないでしょうか。

 

 

メリットとしては転がり抵抗の低さ、耐パンク性の向上、乗り心地の向上と、いいとこだらけです。

クリンチャーのところで記述した転がり抵抗となる要因のチューブを排除できることが一番のメリットです。

タイヤが太くなって空気圧を下げることが当たり前の時代なのでタイヤの変形率も上がり、転がり抵抗が増加。リム打ちパンクのリスクも増えています。

 

チューブレスにするとそのどちらも改善でき、タイヤの中にあるシーラントで多少のパンクなら穴を塞いでくれます。

乗り心地も圧倒的によくなります。

 

 

デメリットはパンクした際の作業性の悪さですが、店頭でおすすめしているMAVICホイール+MAVICタイヤなどの相性の良い組み合わせであれば手間ではないこと、パンクした際には最悪の場合クリンチャーにして帰ることが出来るという点からもそこまでのデメリットにはならないかと思います。

 

 

 

 

おすすめのアイテム(クリンチャー)

ここまで読んでいただいた方は何となく察しているかもしれませんが、僕個人としてはチューブレス推しです。

デメリットの部分に関しては慣れとパンクの頻度の少なさでカバーできるかなと思いますので。

 

それを踏まえてもチューブレスにしたくない方もいらっしゃると思いますし、細いタイヤを使うならクリンチャーでいいじゃん。と個人的には思います。

 

そこで、クリンチャーで使っていく上で転がり抵抗を低減させられるおすすめアイテムのご紹介をします。

 

Tubolito】のチューブシリーズがおすすめです。

 TPU製のチューブで、通常のブチルチューブよりも転がり抵抗が低いのが特徴です。

その上最軽量なものになると23gと超軽量で、ブチルチューブよりも2倍の強度があります。

ちなみにボントレガーのブチルチューブは実測109gでした。

 

これはクリンチャーユーザーは買うしかないのでは。

お値段は少しお高めですが、チューブレス化したりホイールを買い替えたりすることを考えればお得に性能をUPできるアイテムなので、ぜひお試しあれ。

おすすめアイテム(チューブレス)

チューブレスでおすすめしたいアイテムは先日高松店の高橋も勧めていたこのアイテム。

vittoria Air-Liner です。

 

メインの役割としては激しく路面の段差にタイヤを打ち付けてしまった際のリムの保護ですが、パンクした時には、中に入れたライナーがタイヤの形を保持してくれて何とか走って帰れるという優れもの。

チューブレスの修理が面倒だという方にもおすすめのアイテムになっています。

 

 

そしてこれからチューブレスを導入しようかなと思っている方には

MAVICのホイールMAVICのタイヤのセットがおすすめです。

 

自社ホイールとそのホイールのために作ってもらっているタイヤの相性が抜群!!

性能も申し分なく、パンク修理の作業性も高いです。

MAVICのホイールならチューブレス化するためのリムテープは不要な分軽量かつ、作業性がいいのもユーザーにとっても大きなメリットとなります。

 

タイヤは長期欠品していましたが、来年の3月ごろには入荷予定ですのでホイール検討中の方はMAVICのホイールと併せてタイヤもご検討いただければと思います。

 

 

まとめ

当然ながらそれぞれにメリット、デメリットがあります。

自転車のパーツの中で唯一路面に接触する部分であるタイヤに関わるチューブも同じく重要なパーツなので、ご自身の使い方や、メリットデメリットを考慮したうえで選ぶ必要があります。

 

こうやって文字で見てもよくわからなかったという方は、ぜひ一度チューブレスを体験していただきたいです。

快適な乗り心地と重量ではわからない転がりの軽さに驚かされます。

 

 

自分にはチューブレスは合わなかったな。と思った方もチューブレスの乗り心地や転がり抵抗の低さを近づけることはできますので、そちらも是非ご相談していただければと思います。

 

よくわからなかったという方は是非店頭にてご質問ください。

ご来店お待ちしております。

 

 

 

関連記事他の記事も要チェックです!

おすすめニュース見逃せない!イチ押し情報